水. 12月 11th, 2024

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男女間の友情と愛情の線引きはどこから

愛情だけでなく、友情でも悩みが多いと思う。その中間で代表的なのは「男女間の友情は成立するのか」という愛情と友情の切ってもなかなか切れない男女間で揺れ動く情の世界。
先日、この男女間の友情は成立するのかという議題に対して、女友達と少し話をしてみた。その話の内容を交えながら少し「男女間の友情は成立するのか」について、話をしたい。
そして、男女間の友情をしっかり保っていくにはどうしたらいいのかも総括として掘り下げていこうと思う。

男としてみて、女としてみる

おれが長年連れ添った異性の友人との「デート」…………………………って、なんで「…」を続けたかって、「デート」という単語がすでに引っ掛かるからだ。
デートって単語は気になる異性と二人で出掛けたとか、男女で出掛けたらとか、自分がそう思ったらとか価値観がバラバラで、基準なんかなく、あくまで個々人の感覚だ。

仮に彼氏や彼女がいて「今日はなにしてたの?」と聞かれたとする。そのとき「友達と遊んでた」と「デートしてた」では相手のとらえ方は全然違う。

基準が違うから恋愛だって、男女間の友情だってぶれるのだ。(それが楽しみでもあるのだが)

ちなみに、おれは血の繋がってない女性と出掛けたら全て「デート」している。このデートって単語しかり、やっぱり異性としてみている時点でなにかしらのアクションが変わってくる。歩くスピードや食べるスピードなど。男女で対応や接し方が違うし、それは友人であれ、彼女であれ彼氏であれ、家族であれ違う。
そのアクションの違いがおこってる時点で、俺は相手を異性として見ている。

どこからが友情じゃなくなる?

仮に異性として見てはいても、男女間の友情の最大の関門である「恋愛感情があるか否か」という問題についてだ。
恋愛感情が生まれる瞬間は誰しも違いがあるし、きっかけとなるシーンや、なにかしらのアクションを受けての反応だと思うけど、男女の恋愛感情の産まれ方は一緒ではない。
男は目で恋をして、女は耳で恋をするといわれるように、そもそものベクトルが違い過ぎる。
男の方で例を出すなら、男はセフレ関係から恋愛感情が産まれることはほとんどない。十中八九体だけの関係で悩んでいるのは女の子の方だ。
ここが多くの女の子に理解できないとこだと思うけど、男としてはそれが普通だったりするから、セフレ関係から告白されると「男女間の友情を壊した」として引いてしまう。だから女の子も告白できないと悩んでるのだと思うけど。逆に、完璧に友人としてみていた男性に、いきなり告白されたり体を求められたりするとびっくりすると思うし、引いてしまうこともしばしあると思う。男女の違い、生き物としての特性や性質が互い過ぎる。

この狭間を意識、無意識に感じながら、超えてはいけない男女間の友情の一線に自分なりに線引きをしている。それが守られているから友人としての関係を維持して、男女間の友情が成立しているのだと思う。

一緒に暮らすことができるか?

ここで俺が異性の友人と話してるときに一番面白かった題材は、仮にこの先互いが結婚して、パートナーを互いに失ったとき、一緒に住むことはできないか?という話題だった。
この話題を振ったのは俺からだったが、最初は老後が寂しいとか軽い話しのつもりで振った話題だったけど、頭のなかで出した答えは斬新だった。男女関の友情が完璧に成立しているのなら、一つ屋根の下で空間を共にして「俺は友人を異性として認めつつも、それでも友人として一緒に住むことができるのか?」という疑問が生まれて「その時の感情は相手に対してどんなものだろう」という視点になった。

1つ屋根の下に共に住むとなると、それは一定の距離感を安定してとれる人でないと苦しというのは、俺だけでなく皆もあると思う。俗にいう「一緒にいて楽」というやつだけど、これは現時点でも友人に対して感じている。そして、今回の議題の男女間の友情もしかり。
気を使い過ぎないけど、完璧に抜くことはない。そのうえでどこかに楽しさが混じっている状態だ。で、これって付き合っている人たちもあると思うんだよね。愛し合ってるけど、どこか友達のように接してる面。

でも、屋根の下に二人きりだ。単なる友人だけでは絶対に過ごせない。ここに新しい視点が産まれた。

「友人として、そこには多かれ少なかれ愛情が混ざっているのではないだろうか?」

男女間の友情が成立するのは愛情と友情の比率

男女間の友情ってのは、愛情が先にうまれてから友情が後を追うのではないだろうか?という視点が生まれた。
卒業したり環境が変わったら連絡をとらなくなる友人がいる。それは別段嫌いだからではなく、友人の中で自分に気が合うか合わないの違いがあるのではないかと思う。
なにかあれば駆け付けたいし、相談にも乗るし、複数人で泊まり掛けの旅行にだって行く。そこには友情だけでなく愛情があるときと同じ行動ができる。

俺は、友人としての関係が保てるか保てないかは愛情と友情の比率の問題なのではないかと思う。

この比率が愛情が増せば付き合いたいと感じ、一緒に気兼ねなく楽しみたいと感じるなら友人としての関係で過ごせるのではないかと思う。

心ってのは安定していない

人間は心を安定させるのが難しい生き物だ。
弱くなるときもあれば、強くなるときもある。抱きしめて欲しいときもあるし、なんかイライラしてしまう瞬間は、友人であっても恋人の前であってもある。その場面場面で感じる心のぶれによって、目の前の相手にどういった感情が湧くかはわからないし、場面が違えば友人でなかったかもしれないし、恋人でなかったかもしれない。
だから、もし男女間の友情を成立させたいなら、心は常に固定しておかないとならない。

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By clover

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