名前も覚えてもらえてなかった

泣きながら電話をしてきた友人がいました。自分が相手の中でこんなものだったのかと、苦しんでいました。

今日の話はちょっと目が覚めるかもしれませんね。悲しくなるかもしれませんし、自業自得と思うこともあるかもしれないけど、それでも少しでも可能性をつかもうとした彼女のこれからの幸せを願いたいからここに書きます。

私は肉体を使って相手との関係を持続させることは反対です。それだけで繋ぎ止めているなら、傷つくだけだからやめた方がいいとアドバイスします。
その友人にも同じアドバイスをしました。

そのアドバイスに対して、友人はこう答えました。
「彼を思うのに期限をつけるね。その期限内に彼が私に振り向かなかったら、諦めるよ」と。

だからその期限まで待つことにしました。

しかし、それより早く、彼女は私に連絡をしてきました。泣きながら。

「終わりにしたよ」と。

期限より早かったので、私は彼女に問いました。

「期限より早かったね。よかったと思うよ。踏ん切りを無理矢理つけたから泣いてるの?」と。

そしたら彼女はこう答えました。

「彼は私の下の名前すら覚えていなかった…」

このときは言ってることがすぐに理解できませんでした。

「どういう意味?」

彼女は答えます。

「あの人さ、私の名前を全然呼んでくれなかったの。
だから『なんで名前を呼んでくれないの? 』って聞いたら、『恥ずかしいから』って言われたの。でも、なんか納得できなくて、私さ最低なことをしたんだよ…」

これを聞いたとき、私は最低とは思いませんでした。彼女は確かに彼に使われた感じでしたが、必死だったことはわかります。
好きな人に嫌われたくないなんて誰でも一緒ですよね。振り向いてもらいたいなんて、みんな同じ。ただちょっと間違えてしまっただけ。ちょっとステップを飛ばしてしまっただけなんですよ。

「なにをしたの?」
私は問いかけました。

「彼がシャワーを浴びてるときにLINEから電話をかけたの。そしたら名前が表示されるじゃん…」

ここまで言って、私は彼女の身になにがおこったのかを悟りました。そして、彼女の勘はあたりました。

「私の下の名前、表示されなかったんだよね…」

言葉が出てきませんでした。

泣いていた彼女は、それまで以上に泣き出しました。

彼は、名前を言うのが恥ずかしいのではなく、きっと知らなかったのでしょう、

これだけ体を差し出しても、彼は彼女の名前にすら興味なかった。

体を使って心を縮めてようとしても、これっぽっちも縮まってなかった。友達ですらなかった。

名前を呼んでくれない人ってたぶん、そんなに少なくないと思います。

恥ずかしいのかはわかりません。今回みたいに知らないのかもしれません。

それでも、相手に振り向いてほしいがために思い付く限りの努力をした彼女の気持ちを考えると心は痛みます。

痛みを消すほどの素敵な恋愛をしてほしいです。そして幸せになってもらいたいです。

 

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